[シコンの美しい花が沈んだのを見届けた後、タクマは下士官に的確に指示を出していく。程なくして、ヴァイスメーヴェからランチが数隻出発して、悲しそうに煙を上げる戦艦へと向かっていく。
指示を出し終えたあと、彼は此方を振り向き、修理と整備の指示を下した。]
……分かりました。
[>>1:548 淡々と支持を与える彼に対して、特になにか言うこともなく。軍事に努めようとすることで、湧き上がる感情を押し殺しているように映ったから。
ウェルシュはひとつ頷き、船内に待機しているであろう整備士のもとへと向かった。
暫し、若葉の領主は彼等とともに他の巡洋艦へと向かい、体当たりを受けた箇所を見つつ、的確に指示を出した。
小一時間ほどそちらの巡洋艦に居たのち、ある程度修復の目途が立てば、再びヴァイスメーヴェと戻ったか。]