人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


薬師 クレステッド

ー回想・書庫ー

[本に埋もれていたレトから声をかけられ、ゆっくりと頸を巡らせ、彼の目を見る。>>1:356
ちらりと視線を机にずらせば、確かに彼の言う通り、そこには吸血種に関する本が平積みにされていた。]

 ……いや。
 よく短時間でここまで見つけ出せたな。

[レトは書庫に詳しいのだろうか。そんなことをぼんやり思う。
耳に飛び込んできた謝罪に]

 気にしていない。もしカレルが来なければ、俺もお前の頸に牙を突き立てていただろうから。

[実際、反撃したかどうかは分からない。
ただ、“こう”なったのは彼ね責任ではないのは確かで。
気にするな、と緩く頸を振った。**]

ー回想終了・書庫ー

(15) 2013/10/03(Thu) 07:44:34

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