[そんな暢気さも幸い眼下にまでは届かず
>>1:308オクタヴィアスと女性は言葉を交わし続ける。
ふわりと巻き起こった真白の風は
こちらだけでなく、皆の元にも届き、
そして消えていったのを見止めてから
ゆっくり下降して向かったのは、
シェン──ではなく、六翼をもつ女性の許]
……さっきの狼さんにも聞いたけど
お姉さん、大丈夫?
[やってくれと頼まれてのことではあれ、
自分だけでも吹雪を叩きつけたり槍を刺したりしたのだ。
巨狼は問題ないと言っていたけれど、
彼女もそうかは分からないから、不安げに問いかけた*]