人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

― 太陽の眠る間 ―

 ローゼンハイム少将、お一人ですか?

[月が真上を過ぎる時刻に
駐屯地の敷地から離れた場所で上級官を発見した。
護衛もつけずにどうしたのだろうかとそれとなく訊ねれば
これが習慣なのだと言う。]

 ……夜の散策とは風雅ですね。
 お邪魔でなければご一緒してもよろしいですか。

[趣味を褒められ悪い気はしなかったようで
同行を許可される。

夜の静寂に響かない程度に言葉を交わしながら進むうち、
誰とも会わない事に気付いた。
一人で出歩いているのを見咎められると煩いので
人目につかない道を選んでいるようだ。
見張りの配置を決めた人間なら、目を潜るのも容易いだろう。]

 上級職となれば何かと息も詰まることでしょう。
 ですがやはり、夜の一人歩きは危ないかと。

[進言ではありませんと微笑んで、一言を添えた。*]

(15) 2017/02/11(Sat) 03:20:51

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