浜辺――海に行くの?[様々な物が流れ着く浜辺。 そこで語る師>>2に視線を向けたりはしたけれど、結局は何も言えないまま。 師の歩んで来た過去に少しだけ思いを馳せながら、寄せては返す波をじっと眺めていた][師匠と弟子として、そして同行者として。 楽しくはあるけれど肝心な部分に触れぬままの旅は、1年ほど続いた。 知識も技術もそれなりに身に付いてきてはいただろうけど、その頃にはどこか師と別れがたい気持ちにもなっていて。 しかしそれを引き裂く出来事は、ある街にて噂の形で舞い込んで来た]