─ 月の舞台 ─[>>2そんなことをしている内に、しゃん、と鈴のような音が場に響く。開いた口は新たな場へと続くもの。それが己たちに用意された個別領域への入り口だとは、過去の経験から学んだもの。しゃん、しゃんと。>>3鈴の音に続き、声が響いて光が落ちる]…始まったか。[零れた光が指し示すは、己とディーター以外の二組。これで此度の舞闘会の組決めは済んだ。なれば、これからすることは決まっている]