[>>13少年の問いかけに、女は首肯してみせた。]ん?そうだよ。あたしも彼方此方行ってるね。[武官に興味でもあるのだろうか。女も彼くらいの年頃の時には武官の姿を見て、きらきらと目を輝かせていたものだ。――そんな風に思って答えたのだが。]…え?[居住まいを正して名乗った少年――クリフの言葉に、瞳を丸くする。四瑞の一、霊亀の守護者。そういえば、当代の当主は少年だったか。]