人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ

― 天使の翼教会 ―

[箱舟の側で祝福を与える役目に没頭していた天の子は、不意に作業を止めて歩き出した。
なにごとかと向けられる人々の視線をすり抜けて教会に戻る。
向かう先、黒衣まとうひとを見つけて、微笑んだ。]


  影の───


[言葉を途中で止めたのは、かの御方が翼を露わにしていなかったがため。
小首を傾げてから、幼子の前に屈むひとの前へ進み出る。]

(15) 2017/11/03(Fri) 01:15:21

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