― 『世界軸』中層・広間 ―
なるほど……確かに、何から何まで、というのは味気ないものか。
[豪快な笑い声に目を細める様子は、口調の気安さを気に留めた風もない。
そんな自然体が彼の素ではあるのだが。
研究できれば>>13、と言う言葉にも緩やかに笑んで]
さて、それでは、ぼくは幾つか務めを果たさねばならぬから……一度、失礼するよ。
何かあったらこの子たちに言ってくれれば、ぼくまで伝わるからね。
[言葉に応じて二頭の仔竜がきゅう、きゃうと鳴く。
その声を聞きつつ、神子はふわりと優雅な仕種で一礼して──その場から、消え失せた。**]