[ディーンから荷物のことを尋ねられると、]
ああ……… なんだっけ。
えぇ、と
確か画材とテレピン油じゃなかったけなァ。
食えもしねぇし、飲めもしねェ。
ったくよぉ、ちったァマシなもん送れってんだ。
[そう言って、遠い場所に居る息子に対して文句を言った。
もしかしたらコグマがまたクシャミをしているかもしれないが、そんなのはこのオオグマ、知った事はない。]
絵でも描けって言うンかねぇ?
[単純なクマにとって、その油が貴重な武器になるであろうことは想像に難かった。>>0:289 優秀な兄将が、既に準備に取り掛かっているなんて、露も知らない。]