─0日目・AM11:00・エントランス─[話しかければ随分と驚いた様子で声を上げられてしまい>>10、こちらもその反応に僅かに目を丸くする。けれど、すぐに笑みを取り戻せば双眸を細めて、相手の質問に頷いた]そうだよ。僕はディーク。ディーク・シェーンベルク。君の名前は?[あえて家紋入りの指輪が見えるよう右手を胸に当て、にこりと微笑む。大抵の人間は家名を知れば怯えるか距離を取るかだが、相手はどうかとその様子を観察して]