>>11[ 斧頭を後ろに従えるような構えで戦士が駆けてくる。勢いを乗せて旋舞する動きも、こちらがしようとしていたものと鏡写しで、つい笑みがこぼれた。真っ向から両手剣をぶつけにいく。刃がぶつかりあう衝撃に火花が散った。それでも、持ち手の足元が揺らぐことはない。剣を絡めとる動きに気づいたが、あえて手首を緩めて任せてみる。*]