人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

[野営地の兵士らはざわついていた。
 中にやや年齢の合わない者、雰囲気の違う者がいるのは義勇兵だろう。
 直前まで訓練を受けていた司令官が負傷して帰って来たことに、心配や不安が窺えた]

 ちっ……。

[彼らを見遣りつつ、聞かれないように舌打ちする。
 彼らにとっては故郷を取り戻すための戦いだ。
 しかしこの地に縁のないセルウィンからすれば、重要なのは任務で実績を残すことである。
 海賊でなくゼファーを相手取るとなれば、それはより困難な仕事となるだろう]

 易々と"勝ち抜ける"って訳にはいかないみてぇだな。

[溜息をつきながら、到着したばかりの司令官代理から、何らかの指示が下されるのを待った*]

(15) 2019/10/30(Wed) 22:53:39

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