人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖光の ユーリエ

 ……はっ……ぁ……っ

[ 今まではここに至るまでに、ユーリエの血に触れた魔物は苦悶の声をあげて離れ、
 のたうちまわって来たから、本当の吸血を知ったのはこれが初めてだった。
 思わず身をよじり、手で押し返そうとしたけれど、
 指は男に囚われていて。 ]

 ……っふ、
 ぁ、ぁあっ……っ

[ 唇から無意識の声が漏れる。
 ユーリエは酒を知らない。性愛を知らない。
 でも、溺れるというのは、こういったものか、と白く染まる意識で考えた。 ]

(14) 2014/02/25(Tue) 03:31:05 (karyo)

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