― ユーリエの私室>>12>>13 ― そうですね、では遠慮なく… 叶えてください。私は――[続く言葉に心が躍った。冒険を選んだらまるで幽霊のように一生ふわふわとこの世界を彷徨うことになる。浮き立つような人、と言ってもかの権力者のような人では困る。一番自分を満たしてくれるのは――] その――狭間へ行きたいです。[かつての幻影と、湖へと夢中で通いつめた日々を思い出した。>>3:89あんな不思議な存在、不思議な力が手に入ったら世界がまるで変わるだろう。一生楽しく暮らせるだろう。]