……。[もしかしたら、もう味方は今この場にいる者だけなのかもしれない。それが真実であれば、敵との人数の差は殆どないようなものではないか。至った考えに軽く目眩を覚える。それでも>>8大尉に引っ張られれば男は逆らわずに階下へと移動し。同時に>>9自分の背に隠れる特務少佐によって消火剤の噴霧が行われ、階段付近は白い靄で覆われる。]