― 平原 ― そいつは、褒め言葉としてもらっとくわ。[正道ばかりを選んでは勝てぬ、という評に薄く、笑む。>>3:108] でも、そっちもなかなかのもんよ? ここまで攻め切れないってのは、なかなかないからねぇ。[こぼしたのは、この戦況に対する己が本音。動けぬこちらを狙う敵の動きは、兵が連携して阻んでくれている。そこで余計な消耗はさせられぬ――という思いからの一計は功を奏し、対する戦士の態勢が崩れた。>>3:109その隙を見逃す手はなく、狙いすました一刺しが、落ちた]