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[リエヴルの後ろを数歩遅れて進んでいた。
だから、一部始終がよく見えたと同時、何が起こったのか全然理解できなかった。
甲高い音がしてガラスの破片がばら撒かれたかと思うと、次の瞬間には反対側の壁がスパリと裂けた。
白い毬のようなものが見えたと思ったは一瞬のこと。
目が追いつかない。
白い影が残像の尾を引いて跳ね回るたび、柱や壁が綺麗にスライスされていた。
流石にリエヴルはそれに反応していた。
魔剣が白の軌跡に割り込んだのか、白い斬撃が魔剣へ襲いかかったのか。
衝突は必至と思われたのに]
