―集会所の外―
……お前ってほんと……頭廻り過ぎて気に障るわ。
[シメオンの言葉が聞こえてきたわけではないのだが>>2:81
次第に冷えてきた頭でこちらの方も疑問に思うことがあった]
なんであの時俺にサシャのメモを見せた?あの場面で?
[その答えがどんなものであっても
……こいつには嘘をいっても無駄だな、と、どこかで思っている]
……血筋だ。
俺には発現しなかったが、サシャと同じ血が流れている。
[シメオンが例え狂人であっても『ひと』であることに変わりはないから。月下に咲く薔薇の饗宴は終わらない。
狼を見つけなければ…狼は複数いるのか、一人なのか。
……寝ずの番をすればいい、その時にはそんな風に思っていたのだが。
不覚にも肝心な時に眠ってしまうことになろうとは思いもせずに*]