―2日目・AM9:30・第五訓練場―
あれで嫌われないと思っていたのであれば存外御めでたい頭をしているのですね、貴方>>9って。
人間らしいとかもどうでもいいじゃないですか。
[相手の仕草、行動を警戒するように見つめる。
相手が何を仕掛けてくるか、いったい何を知っているかそれが気がかりだったのかもしれない。
こんな話をしてるにも拘らず、微笑んで対応する人ほど恐ろしいものはないのだから。
そして、その予想は的中していた。]
…何をおっしゃりたいのか分かりませんが、私は昔からレティセンシア家の長男です。
確かに身の安全のために幼い頃は遠くで匿われてましたが…ほかの家でもあり得ることでは?
[苦し紛れだとは思った。
この男はきっと“知っている”。
私の過去を何かしらの方法で調べたのか、本当に物好きな人…
寧ろそれくらいしか娯楽が無かったのかと思えるほどだ。
だが、素直に答えるわけではないとも考えてるのでしょう?]