― 中央平原北側 ―[部隊が一つにまとまったことで、北側王国騎馬隊は一息つけたのだろう。それが罠かどうかを伺いながら隊をまとめている。あるいは彼らも何かを、司令官の意を汲んだ動きなのかもしれない。寄せては引いていく戦いから徐々ににらみ合いの様相をみせていく中] ……伝令、頼んだよ。[伝令を飛ばした。向かう先は、中央を支えている歩兵軍であり―――そのしばらく後に、北側で狼煙があがった]