……おーけいおーけい、そこまで言ってくれるんなら、ボクも全力で応えようじゃないか。[全力を、それも、個としての力を見せる。そこまで言ってくれているのに、こちらが逃げ腰になるなどあり得ない。割り切りがどうの、というよりは、負けず嫌いの作用がそんな風に意識を切り換えて。愛銃を手に取り、向けられた視線を真っ向から見返した後、音を立てて安全装置を解除する。薄紫に包まれた五角の広間に、金属音がひとつ、甲高く響いて]