―― メイン・サロン ――
[エレオノーレは此方の傷を気にしてくれたのだろうか、一番軽い荷物を割り当てられる。>>1:315
皆に礼を言う彼女には]
気にすんな。
働かざる者食うべからずってのは、どこの星でも言うことだから。
先払いで食わせてもらった分、それは働くさ。
[そんな風に声をかけ、サロンを出ようとしたところで、
現れた人影を見て、軽く安堵のため息が零れた。>>7
どう見ても無事とは言えない姿であるが、支障なく動けているようではあり。
無論、彼が寄生されていないという保証はないが――…
現時点人間の方が多いと判断している青年には、どちらかというと、第一エリアであったという戦闘の方が気がかりであったし。
さらに言うなら、寄生された人狼が、あれだけのドロイドの中に飛び込んでになって戻ってくる状況が、考えられなかったということもある。]