― 翌朝 ―[ぶらぶらと、宿へと向かう。正直面倒でもあったが、朝の散歩は気分転換になると自分に言い聞かせ。]はあ?[宿にたどり着いたのは、無残な姿となったニコラスが既に発見された後くらいで。そして、自分の似顔絵に血で丸がつけられていた、と聞いたあと、村長は素っ頓狂な声をあげた。一番に疑ったのは、パメラである。頭に血が上り、あの小娘、私が嫌いだから陥れようとしたなクソが、と思ったが、そういえばあいつは私が占ったんだった、とすぐに気づく。]