[むにゃむにゃ言ってるジムゾンがうっかり倒れないよう気を付けつつ、ほら起きろーと声を掛ける。フリーデルは毎朝どうしているんだろう、ジムゾンがずっと村にいるようになった>>1:293当時のことは一応覚えているけども、その頃だって流石に泊まったり泊めたりはしていない。朝の習慣とか特段知らない]
[――ああそうだ、習慣と言えば、昨夜は風呂に入り損ねた気がする。
このジムゾンを部屋に戻すか着替えさせるか食堂に連れていくか、とにかく何とかし次第、風呂へ行こう]
[……寝起きの頭は昨夜の不安を鈍らせて、懸念が、階下で結実している可能性も、1階から届く微かなにおいの存在も、まだきちんと捉えない]**