残念ながら、謎の方はまったく。
私はそこの名探偵のように頭の回転が速くなくてね。
[メレディスに話しかけられれば>>1:111。
寺脇にチラリと視線を送った後、上品に微笑んだ。
す、と目を細めて、メレディスを見遣る。
謎を解くことにさして熱意があるようには感じられず、
会話を弾ませるスパイス程度に割り切っているように見受けられた。
ぽんぽんと見合い会場の人々に話しかける姿は社交的で。
もしかしたら、自分と同じように。
そういう自分を「作っている」側の人間なのかもしれないと感じた]
メレディス。キミは学生なのに、あまりはしゃがないのだね。
[詐欺師の視線の先には、泥酔するナネッテの姿。
同年代とは思えぬ光景に、くすりと微笑みを浮かべた]