─0日目・AM11:15・ラウンジ─
ご名答。
是非、直していただけませんか?それ、割と大事なものらしいんで…。もちろんすぐに返せとは言わないので、思う存分解体しちゃってください。
[大袈裟に頷くと差し出したままの懐中時計を彼>>12の目の前に振り子のように軽く揺らす。
…しかし、ひとつ重要なことを忘れていた。頼みごとをするよりも前にすること、あるじゃないか]
…すみません、名乗り忘れてましたね。
僕の名前はハイネ・A・ゲルトと申します。…ハイネとでも呼んでください。
[何をやってるんだとやや苦笑を浮かべざるを得ないが、時計を持つ反対の手を差し出し握手を求めた]