― 対ドロシー ―[朦朧とした意識のままだが、体勢が変えられた>>0:182らしいことを感じていた。 リヒャルトが自分に魔法を当てるなんて、考えてもいなかったけれど。 次いで手を握られ、更に引かれる感覚があった>>10>>11。 まだ体に力が戻らず、為すがままにされるしかない。 言葉にもならない思念で、自分を取り戻そうとしているだろう相手のことを思っていた*]