― 回想 平原へと向かう前 ―国王殿が、いちいち一傭兵の顔と名前を覚えとく必要もないだろうが、念のため、名乗らせてもらうぜ?[出発前のどこかのタイミングで、男は、ヒースへと声をかける。]俺はここから遠く離れた北国からきたダーフィト・アッカーマンだ。13年前の事は此方にも流れてきてたぜ?だからなんだって話だが。今回限りかも知れないが、一緒に頑張ろうな?ヒース様?[立場を無視し、どこまでも軽く男は告げて、馬を借り受けに行くのだった**]