人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


銀月牙 アイリ

[己が出自や、亡き父の事は知らない。
けれど、『それ』の存在には気づいていた。

──大鎌アヴァーンガルデ。

一人でも生きて行けるだけの、自分の身を守れるだけの力が欲しい、との願いに応じるように現れた銀月の牙。

一人旅に出て、最初に辿ったのはその来歴。
ただ、それは容易い道ではなく。
かつて魔族の戦士が振るっていた、という事実に辿りつき、自身も魔の者と見なされ追われた。

他者の──人の害意に晒されたのは、その時が最初。
その場をどうにか切り抜け、これからどうするか、思い悩んでいた時。
目の前に舞い降りたのは──]

(14) 2017/01/29(Sun) 12:12:58

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