― メインサロン:展望ラウンジ ―
おわぁ…
[ラウンジに足を踏み入れた瞬間、思わず声が漏れた。
天井に大きく取られた窓の外では、漆黒の暗闇の中で数多の銀河がグリッターの如く煌めいている。手を伸ばせばそれらの煌めきに手が届きそうである。]
こりゃすげぇ…こんな絶景初めて見た。
[宇宙を見上げてしばらく立ち尽くしていた。視界を下におろしていくと、メインサロンには既に何人か人が居るようだった。
ラウンジの隅にお目当てのバーカウンターを見つけた。
千鳥足で歩いていく。
果たして先客は居ただろうか。
もし話しかけられたとしても、酒の席の与太話位なら、相手の命に関わる事は無いだろう。乾杯位はしても良いと思った*]