人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

[世界が色を失ってしまったように感じた。
涙が枯れた後には只空を眺めているだけの日々が続いた。

二人の間に子供はいなかったので、喪が明ければ家人に支えられるままに実家に戻った。
心の傷が癒えたら新しい人を探せば良いと、そう言う母に]

私は、もう結婚はしません。
この身はナミュール国の為に捧げ、騎士として生きていきます。

あの人の愛し、守って来たこの国を守っていきたいのです。

[頑なに主張するフィオレンザは誰にも止める事は出来ず。
やがてフィオレンザは背中に当たるまで伸びていた髪を切り、騎士団へと戻った。
そうして、知識を得る為に幾人かの同僚と共に‘フィオン・ヴァイサネン’としてベルサリス学館に入った。**]

(14) 2015/03/07(Sat) 00:32:47

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