― 神代の遺跡 ―
[一通りの安否確認が済んだ後。
その場に居た見知らぬ青年>>3へと視線を向ける。
傍らに竜が控える辺り、彼も騎竜師なのだろうか]
ああ……?
なんだお前、ここの人間か?
[恐らくは自分たちと違い、初めからこの空間にいたのであろう青年へそう問い掛けて。
どうやってここへ来たかと問われれば、経緯を思い出すようにしながら口に出す]
いや、正直訳わからんとしか言いようがねぇが。
騎竜師の卒業試験を受けるために空飛んでたら、嵐に巻き込まれちまってさ。
気付いたらここにいたんだ。
[一瞬前まで空中にいたはずが、不時着した感触もなく洞窟のような場所に辿り着いている。
こちらとしては混乱するばかりであった*]