─0日目・AM11:00・エントランス─
[ふと>>12に声をかけられれば振り返り、一瞬驚いたような顔をするもすぐに柔らかな人当たりの良い笑みを浮かべる。
──こいつも僕よりデカいじゃないか!どうしてどいつもこいつもデカいんだ!という感情を飲み込みながら。]
ええ、僕の方こそ宜しくお願いします。実は今さっき着いたばっかりで…僕でよければ是非お願いします。
[手に提げていた鞄を一度床へと下ろし向き直る。背が低いからと舐められてはいけないと背筋を伸ばし、はっきりとした声色で名乗ると握手を求めるように>>12へと手を差し出した。]
──僕の名前はハイネ…ハイネ・A・ゲルトと申します。ハイネとでも呼んでください…。貴方はなんとお呼びすれば?