[異形の魔物たちの奇声に怯むことなく切り刻み、這い出てきた巨大なムカデも頭から一刀両断の刑に処しながら―考えるのは、これから先のこと。] (……これが最後の壱個前で、) (次が、最後の任務となる。)[――少女の右手の薬指には。紅き宝石が嵌めこまれた、銀色の指輪が煌めいていた。*]