人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


綴られる一葉


 かくして、二年に及ぶ魔王の支配は終わり、
 ジルヴァーナの大地に光が取り戻された。

 荒廃した大地には魔の爪痕が残され、
 同朋を失った人々の心もまだ深く傷ついている。


 しかし、人々は決して立ち止まらなかった。
 自分たちの力で国を取り戻したという誇り、
 そして、常に先頭に立って彼らを導いた
 おおいなる希望ひかりが、心に強く宿っていたのだから。


   ─── シェーンバルド王国年代記・巻3第4章

(13) 2014/09/24(Wed) 00:38:44 (nekomichi2)

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