[ 次いで告げられた、ベリアンの想いと、問いかけに、浮かぶのは苦笑 ]
貴殿が、歴戦のゼファーの戦士に劣らぬ勇者であるとは認めるが、生憎、王国の総意が貴殿の言葉の通りである、と、信ずる程の胆力は私には無い。
[ まっすぐに向けられる視線に青灰の瞳は冷たく冴えた光を返す。 ]
そして、その問いの答えは、私の口から告げるべきものでもないだろう。
私個人の誠意という話であれば...王弟殿下の前に、既に示して在る。
[ 月下の女神の座にて、男が王弟に送った問い。>>3:114
その答えを得るまでは、先に進むことはできないのだ、と、口にすることはできない。
ここには、ゼファーの兵士達の耳目があり、それは本国の豹狼へと繋がっているのだから。 ]