人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン

  さて、と……

[クロイツが仮眠室から出てから身体を起こす。
大きく伸びをすれば、何とは無しに心地よい。
ベッド脇には先日飲み残した水が、半分凍り、半分溶けた状態で置いてある。
冷えたそれを喉へと流し込んだ。

ポケットへと手を差し入れれば、フランツから貰ったチョコレートが出てくる。
迷わずにそれを口へと入れた。
長らく物を食べず、また心地よく披露した脳にいつも以上に甘く甘く溶けてゆく。

無表情に近かった顔に本の少し乗る色。]

  おかえりなさい、叔父様?

[薄い笑みで仮眠室へ戻るクロイツ>>12を迎える。]

(13) 2015/05/11(Mon) 15:53:50

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