― それから ―
[遺体の安置などは男性陣に任せることとして。
サシャと二人、広間の片隅で気を落ち着けるための時を過ごす。
出来るだけ周囲の物音が耳に入らない場所を選んだけれど、それでも互いに言葉少なだった]
[食事にはパンと簡素なスープを用意しておいたが、果たしてどれだけ手を付けられたか。
やがて時が過ぎ、サシャは一人になりたいと言った。
占いの力を使うためには必要だというし、他にも考えたいこともあるのだろう。
心配が尽きることはないけれど、一度彼女の体をぎゅっと抱き締めた後、互いの部屋へと別れていった]
[そして――**]