>>4[ 足元を薙ぐ枝を踏んで止め、振りかぶった得物を叩きつける。いくらか人間離れした膂力を出してしまったか。苦鳴の声とともに、わずかに血が匂う。 ──そそられる。とっさにバルタの左腕をとって、引き寄せた。] …骨まではいってない。[ 確認する態で、隙あらば舐めようとの動きである。*]