― 天魔対戦 ―[鏡面加工の聖柩は、魔造兵器の射線を反射して被害を地上へと弾き返す。だが、圧倒的な熱量はミスリルをも溶かし、やがてその効果も失われた。剥き出しになった聖柩の内部構造が砕けて、美しくも危険な流星雨となって地上に降り注ぐ。やがて海へと墜落したそれは、膨大な水蒸気と水柱を立て、湾の地形を変えた。] 「浸水多過。飛翔不能です」 「信号途絶」 「仕様にないモードが発動…、予測不能!」