人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

[幼い頃に発症してすぐに
同じ感染者であった父に薬を飲まされたため
残っているのは本能的に何かを欲していた感覚のみだ。

だからか、発症した事への悲観は薄い。
今は呼び起こされた記憶に酔っているだけなのかもしれない。
いつか自らの未来を恐れ怯える日がくるのかもしれない。
だけど今はそれでいいと思うのだ。

存在するはずの心臓が抉られたかのような感覚に苛まれる事も
ずっと何かを知りたいと求めていて、
なのにそれが何かすら分からないままでいる事もなくなったから。]

(13) 2017/02/11(Sat) 03:14:24

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