[間に合わなかったみたい、というメレディスの様子には、「残念」とか「悔しい」と言ったものは感じ取られない。
賑やかな輪を、羨望するでも焦がれるでもなく静かに一瞥した彼の視線に、すこし心配になった]
そうか。
……では、乾杯。
[冷酒>>1:125の入った切子の杯を、小さな音を立てて合わせる。カナンも何か頼んだなら、それに従うだろう。
ナネッテに忠告じみた物言いをして>>1:126から、元の場所に戻ってきた]
君は随分落ち着いているな。30以上も離れている気がしないよ。
次の謎が提示されたが……どうだ?私には全くだが。
[見せたメモには
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teodooru
n
o hige wo watasi nimo sawarasete kudasai
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と書いてある。
どこか冷めた調子のメレディスは、20歳という年齢を感じさせない。
彼が誰かに胸を熱くすることはあるのだろうか。不安に、なる**]