[しかし―――、これで先程のドロイドとの戦闘で見た動きや、半官半民の航宙船の内部や、セキュリティシステムに対して知識があったことには合点がいった。そして、その知識で事態の鎮静化を図っている>>1:395ことも。全てを信じるのは我ながら馬鹿正直すぎるかとは思ったが正体を語った時の彼の真剣な表情と、この異常事態の中、己を気遣ってくれた今までの彼を信じよう。……そんな風に、彼の知らぬところで思いを決めて、再び作業の続きを始めた彼を、終わるまでは見守っていた。**]