クロード・ジェフロイとはお会いしましょう。もし話し合いで、平和へと至る道が見出せるのならば、……私が此処まで来た甲斐もあるというものです。[表面上は、そのように応じるものの内心では……何処までも平行線をゆく未来しか見えていない。散々学館でも繰り返した議論、おそらくその続きだ。五年前と違うのは――…お互い、背負うものがあって向き合うということ。つまり余計に、ぶつかり合う材料が増えたと言える。だがそれでも相手が望むのならば、此方に否は無かった]