[武官と店主のやり取りが一段落した辺りで、その様子を眺めていた少年はふと口を開いた]
その格好、天上宮に務める人のだよな?
もしかして、妖魔の討伐に出ることとか、あったりする?
[ようやく正式な当主となったばかりの身、経験が多いとは言えないけれど、それでも自身もまた天界の守護を担う一人だと明かす。
きちんと向かい合い言葉を交わすのは初めてとなる相手に、今後戦場を共にする可能性も考え、正式に名乗ることにした]
オレはクリフ。
一応、霊亀の守護者――当主ってことになってる。
もしかしたら、近いうちに世話になるかもしれないから、その時はよろしくお願いします……おねーさん。
[居住まいを正し言ったものの、最後の呼び掛けは余計だったかどうか**]