[謝罪の言葉を何度も口にしながら泣きじゃくる>>12アイリの背を、ぽんぽんと子供をあやすように幾度となく優しく叩く。
染み込む涙も、やはり温かい。彼女が本当に冷酷な殺人者になど変貌してしまうのか疑わしく思えてしまうほどに。]
ともかく、何か解決策を探しましょう。
もしかしたら契約を無効にする方法があるかもしれないし‥それが無理でも、殺害衝動だけをどうにかして封じる方法があるかもしれない。
[根拠の一つも提示できない自分が酷く無力なのを嘆いていても仕方がない。]
暫くはここで私と一緒に生活して。母さん達には上手く言っておく。アイリなら‥ダメとは言わないだろうから。
[半ば強制的に、守り抜く覚悟を込めて言う。]