……っとに。
なんだったんだよ、アレは。
[ため息とともに零れ落ちるのは愚痴めいた響きの呟き。
作戦途中で対峙した一人の若い女。
任務遂行を阻むならばと愛刀の一方を躊躇わずに向けたこちらに向けられた表情が――何故か、不可解な痛みを頭の奥にもたらして。
結局、戦闘継続が難しくなった所に隊の損害が想定を超えたため、撤退を余儀なくされた]
…………。
[総合的な判断としては、引いて正解だった。
とはいえ、任務失敗に変わりはなく。
その事と、あの痛みの理由がわからない事で色々ともやもやを抱えているのが現状、だった]