― 霧の海 ―
[ 陽光の輝きを纏った竜は、霧の中を慎重に降下して開拓船団の旗艦「八幡」の甲板へと舞い降りた ]
ディーク・カムナ。ただいま、帰投しました。
[ 待ち兼ねるカナンの前に立つや>>6、敬礼もそこそこに、発見した「幽霊船」についてを報告する ]
どう見ても、あの船は、この異変と関係あるとしか思えません。
ある程度の危険はあるかもしれませんが、事態の打開のためには調査隊を送るしかないと思います。
私とヤクモ、他に腕に覚えのある者と精霊師を合わせて10人程で、とりあえずの調査には足りるかと。
[ 自分がその調査隊の先頭に立つ事は、既定の事実として、許可を願う。眠り病のため、動ける乗組員の減っている中、それはぎりぎりの人数、と、ディークは考えていた* ]