君も「雛鳥」の候補かい?[返事をする少女の声、態度を見て確信した。こいつは男を知らないどころか、男とまともに接したことすらないのではないか。できるだけ恐怖心を与えないように、優しい声色で続ける。]よかったら、僕のパートナーにならないかな?[庭師の中には無理やり「雛鳥」を連れて行こうとする者もいるが、僕は「雛鳥」の意思も尊重したい。理由はどうあれ、過酷な運命を歩むことになった者たち。せめてだれに「教育」を受けたいかは選ばせてやりたい。]